コンクリート床下地表層部の諸品質の測定方法,グレード (pdf) 2003年12月作成,2006年4月改訂,2014年8月改訂,2022年8月改訂

床下地表層部の表面凹凸・不陸,表面強度,水分量を現場で簡便に測定する方法と、測定値から判断される床下地のグレードをまとめたものです

コンクリート床下地表層部の諸品質の測定方法の解説ビデオ

床下地表層部の表面凹凸・不陸,表面強度,水分量の測定を実際に行いながら解説しているビデオです。
初版に基づいているため、一部測定機が最新版とは異なりますが、参考にしてください。
表面凹凸・不陸 表面強度
水分量(表層部) 水分量(表面から40mm程度まで)

床会式性能指向型施工要領書 (pdf) 2023年6月作成

単なる『作業手順書』ではなく、使用者の要求する床性能得られる施工仕様を策定する根拠にできる施工要領書を目指して作成されました。
すなわち、仕上げ材の施工に関して『要求性能を満たすための仕上げ材の選定方法と、床下地に求める表層部品質』が、床下地の施工に関して『要求される表層部品質を満たすための生コンの条件と、施工方法および適正労力』が明示されています。
床下地施工と仕上げ材施工とは、『表層部品質(=床会グレード)』で結びつけられており、作業引き継ぎ時に適切な状態になっているかをチェックリストで記録に残せるようになっています。
床下地と仕上げ材を一連と捉えたマニュアルは、他に類を見ないものですが、今後の標準的な考え方となることを期待しています。



以下は少し古い情報ですが、床会の歩みの記録として重要ですので、ご参考にしてください


ONチャート (pdf) 1999年1月作成

床コンクリート打設工事の各種工程における施工のグレードが、床に生じる様々な性能の不健全さに及ぼす影響についてまとめた表です
床会の活動の原点です

床コンクリート施工要領書(案) (pdf) 2001年8月作成

第1部会(梶浦茂男部会長)で作成したものです

床モルタル塗り施工要領書(案) (pdf) 2001年8月作成

第1部会(梶浦茂男部会長)で作成したものです

床コンクリート施工のビデオ

床コンクリート施工を模擬した実験での各種作業を録画したビデオです(提供:東京工業大学 横山研究室)
ならし  コンクリート投入 荒ならし,締固め ならし
 仕上げ むら直し(木ごて) 押え(金ごて)  

コンクリート床下地表層部の諸品質のグレードを達成するために必要な
材料,調合および施工方法の組合せリスト
                       2008年6月

東京工業大学 横山研究室の成果に基づき、第1部会(梶浦茂男部会長)で設定したものです
表面凹凸 グレード I (2mm/2m) グレード II (4mm/2m)
表面強度 グレード I (0.3mm) グレード II (0.55mm)
水分量(表面から40mm程度まで) グレード I (0.3) グレード IIa (0.4)
本表は、普通の天候(春・秋)のもと一般的な厚さ(150mm程度)の構造スラブを、従来から現場で行われているごく一般的な施工法(コンクリートポンプなどを用いて生コンを型枠内に投入し、人力もしくはバイブレータ,機械ごてなどの小型施工機械にて荒ならし,締固めおよび上面仕上げ作業などを行う方法)で施工する場合に適用できます

また、作業員1人あたりの担当面積が記述されていますが、どのような小面積の施工であっても作業内容上3人以上の土間工人員数を必要とすることをご承知おきください

表中、「推定」とあるのは、実験上作製した実在調合ではないコンクリートで行った結果ないし実験は行っていないものの前後のコンクリートの結果から推定した値に基づく結果を表します

本表の数値は、あくまでも限定された条件下で行った実験の結果であり、現場の状況(建物の用途、コンクリートやスラブの形状、天候など)によっても結果は変化することをご承知おきください

下地処理・表面処理機械処理工法マニュアル (pdf) 1998年作成

当時、第2部会(堀米 仁部会長)で作成したものです

床下地の表層部品質と仕上げ材施工後の床の品質との関係

仕上げ材施工前後の凹凸・不陸の変化 2006年4月作成
凹凸・不陸に関して、東京工業大学 横山研究室を中心に第1部会(梶浦茂男部会長)で測定を実施したものです

書籍 『下地コンクリートの物性と床仕上材の不具合』 発行:(株)工文社,2013年11月7日発行

(画像をクリックすると、表紙と目次のPDFファイルが開きます)

第3部会(小林諦部会長)で作成したものです。第10回公開セミナーの資料としても用いました
市販されています。購入をご希望の方は、事務局へお問い合わせください


書籍 『床下地と床仕上げ研究の成果と活動の軌跡』 2014年11月7日発行

(画像をクリックすると、表紙と目次のPDFファイルが開きます)

本会設立20周年を記念して作成したものです。第11回公開セミナーの資料としても用いました
非売品ですが、内容閲覧をご希望の方は、事務局へお問い合わせください